ハリの無い「疲れ肌」の原因は?

紫外線を徹底的に避けしっかりUVケアをしていても、知らず知らずのうちに少しずつダメージを受けて
気づけばハリのない疲れた肌になっていることも。

加えてこれから使用が増えるであろう、クーラーの冷風は、
肌内部の乾燥を加速させ、肌の美しさを支配する女性ホルモンにも影響を与えるといいます。
肌のハリと弾力を回復するためには、お手入れをはじめ女性ホルモンの状態を安定させることが大切です。

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原因1:真皮層の衰えが疲れ顔の最大の原因

〜真皮層とは〜

肌の弾力やハリは、表皮の下にある真皮層のコラーゲンやエラスチンなどの繊維によって保たれていますが、
同時にその下にある脂肪層も、真皮のコラーゲンやエラスチンによって支えられています。
つまり真皮層は、表皮と皮下組織を真ん中で支え、皮膚の弾力を保つバネのような役割を担っているわけです。

 

〜真皮層が衰えるってどういうこと?〜

真皮層の繊維であるコラーゲンやエラスチンは、数年をかけ新たに入れ替わっているので、
紫外線を浴びたからといって肌の老化が急激に促進される、といったことにはなりません。

しかし、度重なる日焼けや加齢などによって、徐々に繊維が壊され細胞の力が弱ってしまうと、
新たな繊維ができにくかったり、できても質が悪くなったりします。
すると、表皮を支えている網の目がゆるんだり切れたりして肌の弾力やツヤが失われ、それはシワやたるみの原因になります。

 

〜ヒアルロン酸の低下もハリのない原因に〜

真皮はコラーゲンやエラスチンなどの繊維のほかに、その間を満たすゼリー状の気質で成り立っています。
その主成分には化粧品成分として知られるヒアルロン酸があげられます。

天然保湿成分であるヒアルロン酸は、そのすぐれた保湿機能から真皮の厚さや萎縮に深く関係しており、
年齢を重ねるとともに質・量ともに低下します。

もともと肌に備わっていたヒアルロン酸が減ると、同じくハリを保っていた皮下脂肪も同様に減ってゆくので、皮膚全体が薄くなり、あらゆるダメージの影響をうけやすくなってしまうのです。

 


原因2:肌に影響を与えるエストロゲンの分泌

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)などがあります。
中でもエストロゲンは、女性らしい体の形成から排卵、月経、閉経、さらには肌のハリや潤いなど、
女性の一生にさまざまな影響を与えます。

しかし、その分泌量は20代〜30代をピークに40代では急激に減少します。
分泌が減る一方で、エストロゲンは肌にとって必須ともいうべきコラーゲンやエラスチン、
ヒアルロン酸の生成と細胞を活性化する大切な役割を担っているため、その働きが悪くなるということは、
すなわち肌の老化が始まることを意味します。

更年期になると、急に肌のたるみが目立ちはじめ、ふっくら感が失われるのはエストロゲンの分泌の低下によるものといえます。
こうした加齢による肌の老化は避けられないものですが、ダイエットや過剰なストレスによっても
エストロゲンの分泌は低下することもあります。
年齢に関係なく、日頃の生活週間を見直すこともハリのある肌を保つために大切になります。

 


原因3:肌の老化を促進する筋肉の衰え

表情筋の衰えも、ハリや弾力に深く関わっています。
顔には約16種類の表情筋があり、真皮に直接くっつき肌を持ち上げ支えています。
顔の皮膚はつねに重力で下に引っ張られているので、筋肉や脂肪が衰えたり少なくなったりすれば、
肌のハリが失われ下垂にもつながることになります。

25歳を過ぎたあたりから肌は重力に耐えきれなくなり、たるみや下垂が始まると言われていますが、
急激なダイエットや日頃の強いストレス、慢性的な睡眠不足でも筋肉老化は進行するので、
まずは原因をしっかり理解し、改善へと繋げていきましょう。

 


対策:体の内から、外からのセルフケアを

なんだか頰がたるんできた、顔がくすんでいる、皮膚を押しても弾力がないなどと感じるようなら、
洗顔が不十分だったり保湿が足りず肌が乾燥しているといったことが考えられます。
特に、これから夏になってくると、汗と皮脂とが混ざり、肌の酸化も進みがちに。
真っ黒に日焼けしたり、肌のケアを怠り乾燥したままでいると、
角質のバリア機能が衰え疲れた肌を加速することになってしまいます。

「抗酸化食品」や良質な「たんぱく質」を意識して摂る
紫外線による肌トラブルは、紫外線の当たった場所に活性酸素が発生して肌が酸化することが原因です。
それで、抗酸化作用がある「緑黄色野菜」や「海藻」、「果物」などを摂って活性酸素を抑えることが最も有効になります。

同様に良質なたんぱく質を含む食品は、肌のハリを保つ美肌づくりの定番ですが、
ビタミンCを一緒に摂るとコラーゲンの生成量も増えるので、バランスよく組み合わせて食べるようにしましょう。

 

 

目に見えるシミやシワと違って、ハリや弾力の衰えはなかなか気づきにくいものですが、
鏡をみて若い肌との明らかな違いを感じたとき、それをマイナスと捉えずにお手入れや生活週間を見直すことで、
美肌になるべくステップアップを目指したいものです。

 


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