女性なら、いつまでも若々しくありたいと願うものです。
しかしシミやシワなど、年齢とともに現れるのがエイジングサイン。今回は加齢からくる肌悩みに寄り添う「エイジングケア」についてご紹介します。
年齢やライフステージに合わせた肌ケアが大切
エイジングケアとは、年齢に応じた肌本来の力を引き出すお手入れのこと。年齢を重ねるごとに表面化してくる小ジワやシミ、たるみなどは、加齢による肌の「エイジングサイン」とも呼ばれています。エイジングサインが現れた肌は、顔全体を老けた印象にしてしまいます。また、化粧のノリが悪くなったり、化粧崩れが起こりやすくなったりすることで肌老化を実感する場合もあります。
老化だけでなく、妊娠や出産、更年期などのライフステージによっても肌は変化します。このように肌の質が変化してきたと感じたら、エイジングコスメをプラスするなどお手入れも見直しが必要です。
そもそも肌のエイジングを進める原因となるのが活性酸素による肌の酸化です。活性酸素が生まれる要因には、紫外線や排気ガス、花粉、黄砂、PM2.5など外的要因のほか、喫煙や過度の飲酒、食生活の乱れによる肥満、睡眠不足、運動不足等の内的要因も大きく関わっています。ですから化粧品とともに、内側からのケアも大切です。
エイジングケアの始めどき
・今までのスキンケアでは物足りなさを感じる
・目元に小ジワが出始めた
・肌のハリやツヤがなくなってきた
・以前よりも毛穴が開いてきた
・透明感がなくなりくすんできた
・口角が下がってきたように見える
・化粧のノリが悪くなった
エイジングケアに注目のフラーレン
エイジングサインが現れる一番の原因は、保湿不足。年齢を重ねると保湿力が低下し、肌の皮脂や天然保湿因子(NMF)などが徐々に失われていきます。皮脂や天然保湿因子などが失われることで若々しさの象徴である潤いやハリが減少し、老け顔になってしまいます。また、加齢だけでなく紫外線によりメラニン色素が生成され、シミやくすみが表面化してしまいます。
エイジングケアでは、老化を引き起こす活性酸素を取り除く抗酸化物質“フラーレン”が注目されています。フラーレンはビタミンCの約250倍の抗酸化力を有すると報告されており、抗酸化力の持続性も高く、継続して活性酸素を除去することができます。さらに色素沈着を抑制してシミの発生を防ぎ、毛穴を引き締めて守ってくれます。また、長寿の木として知られるバオバブや、モロッコにあるアルガンツリーから採れるエキスなどの天然成分が配合されている製品を選ぶと、肌に潤いとハリをもたらしてくれます。
若々しさを保つには生活習慣の改善も
エイジングケアの効果をより引き出すには、食事や睡眠、運動などの生活習慣を整えることも大切です。
◎食事
タンパク質の一種であるコラーゲンは肌のハリや弾力を保ってくれます。栄養素は単独で作用するのではなく、さまざまな栄養素を摂取することによる相互作用によって効率的に体内に吸収されるため、バランスの良い食事を心がけることが重要です。
睡眠
細胞を修復するターンオーバーを促す成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。睡眠時間は1日6時間は取るようにしましょう。寝不足気味の方は睡眠の質を高めるよう心がけましょう。
運動
ウォーキングやヨガなど軽めの有酸素運動は、細胞の老化を防ぐ抗酸化物質の働きを高めます。
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