夏に気になるシミ対策

シミというと既にあるものに気をとられがちですが、目に見えるシミの下には、なんと5倍ものシミ予備軍が存在しています。シミの数や面積は、細胞機能の衰えやホルモンバランスなどによっても増える傾向がありますが、肌表面に現れないよう予防するためには、肌にとってもっとも過酷な夏のお手入れがポイントになります。

排出されないメラニンがシミの原因に

シミはメラニン色素が肌に沈着してできます。メラニン色素が増える原因には、ホルモンバランスの乱れや肌のこすり過ぎなどいろいろありますが、まず挙げられるのが紫外線による光老化でしょう。肌は紫外線を浴びると、数時間後にはメラノサイトという細胞が活性化され、メラニン色素をつくり始めます。これは肌の自己防御作用ともいえるもので、紫外線の刺激を抑制するためにメラニン色素が製造されるのです。
メラニン色素は、健康な肌であればターンオーバー(新陳代謝)によってアカとなって剥がれ落ちるので、シミとして残ることはまずありません。ところが肌の老化や継続的に紫外線を浴び続けた場合、過剰につくられたメラニンが通常のターンオーバーでは追いつかなくなるため、やがてシミとなって肌に現れるようになります。
また一般的に、生理開始前や妊娠中は皮膚のバリア機能の衰えから、シミができやすくなるといわれています。これはシミやニキビの原因とされる黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が盛んになるためで、ちょっとした刺激に対してもトラブルが起きやすくなります。周期的に起こるこうした肌状態の変化も含め、日焼けしやすい=シミができやすくなる夏は、とくに日焼け対策を万全にすべきでしょう。

種類を見極めることが大事

シミは種類が多く、その大きさ、濃さによって悩みの度合いはさまざまです。最近ではレーザーを照射してシミを除去する方法もありますが、かえって濃くなるケースも稀ではなく、気になるシミがどのような状態かを見極めることが大切になります。
・肝斑
ほお骨のあたりからこめかみにかけて左右対称にできるシミです。多くは加齢によって現れますが、早い人では20代で出始めることも。ホルモンバランスと深く関係しています。
・老人性色素斑
シミといわれるもののほとんどがこの老人性色素斑です。紫外線を浴びた人ほど出やすいシミで、薄い茶色から次第に移行して、脂漏性ゆうぜいになっていくものも。老人性という名がついていますが、10代で現れることも珍しくありません。
・脂漏性ゆうぜい(脂漏性角化症)
老人性色素斑から移行してできるやや盛り上がったイボのようなシミです。加齢によって増える傾向があります。手の甲などにできるシミは、これに相当するものが多いようです。
・炎症性色素沈着
ニキビ痕、日焼け、虫刺されなどによる炎症が原因で、シミになって残ったものです。表皮より深い真皮にまで色素沈着している場合は、なかなか消えないことがあります。
・摩擦黒皮症
ボディブラシやナイロンタオルなどで肌に過度な刺激を与え続けた結果、生じるシミです。

紫外線だけじゃないシミの原因

肌の老化を促す乾燥も、シミの一因とされています。これまで冬特有とされていた乾燥ですが、年々厳しくなる夏の暑さでも肌の水分保持機能が追いつかず、水分不足になりがちです。さらに汗をかいた肌をそのまま放っておくと、水分の脂分のバランスが崩れ、角質がふやけたような状態になります。バリア機能が壊れた肌は、紫外線などの外的な刺激を受けやすくなるため、乾燥を加速させメラニンの過剰な生産を促すことになります。一見うるおっているように見えても夏の肌は水分量が真冬なみ。そのことを踏まえ、たっぷりと水分を与えることが、乾燥、ひいてはシミを防ぐポイントになります。
またストレスも肌を老化させる活性酸素を発生させることから、シミを増やす原因になります。ことに夏は、体力的な疲れと自律神経の乱れとでストレスも溜まりがち。シミは紫外線対策だけでなく、体内環境を整えることも重要になります。

日常対策が予防に

★紫外線対策をしっかりと
シミ対策の基本は紫外線から肌を守ることです。紫外線の強い時間の外出をなるべく避け、出かける際は日焼け止めやサングラス(濃すぎない色でUVカット効果のあるもの)、熱中症防止もかねた日傘(遮光仕様のもの)や防止などで対策を。顔から首までガードできる日焼け防止用マスクも効果的です。
★予防的な食品を摂取する
ビタミンCには抗酸化力があるので、紫外線に対する抵抗力をつけるために摂るとよいでしょう。またビタミンEは細胞の酸化を防ぐとともに、ビタミンCと補完し合いながら活性酸素を除去する働きがあるので、一緒に摂るのが有効です。
一方、注意したいのが佐藤ジミとも呼ばれる糖分のとりすぎ等が原因でできるシミ。糖分の過剰な摂取は、活性酸素を作るだけでなく血管にも悪影響を及ぼすので、なるべく避けるようにしたいものです。
★肌の抵抗力をアップ
28日周期のターンオーバーがしっかりできるように、肌の乾燥を防ぎ、肌から皮脂を取りすぎない優しい洗顔でシミ防止を心がけましょう。そして予防的に使う化粧品は、シミができ始めるのを待たずに、毎日使えて長く続けられるものを選ぶことも大切です。


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